打楽器だけでカルメンや第9!~ THE ALL STAR PERCUSSION ENSEMBLE

    2018年04月27日 11:04



    記事を書くのに探していたCDをやっと見つけた。
    CDラックが4つにもなると、作曲者別、演奏者別に分類できないCDを見つけるのは骨が折れる。

    allstar1s.jpg

    久しぶりに聴いてみたが、ここまで澄んだ音でダイナミックレンジの広いCDは他に無い。

    アメリカの主要オーケストラから選び抜かれた10人の打楽器奏者による演奏で、ハロルド・ファーバーマンが編曲と指揮を行っている。

    曲目は
    1.ビゼー:カルメン・ファンタジー
    2.ベートーヴェン:交響曲第9番~スケルツォ
    3.パッヘルベル:カノン ニ長調
    4.ベルリオーズ:幻想交響曲~断頭台への行進

    1982年のデジタルセッション

    打楽器だけといってもヴィブラフォンのようなメロディを弾ける楽器も入っているが、それを主にすることはしていない。
    他のいわゆるパーカッション楽器と同等に使われている。

    最初の20分ほどあるカルメン・ファンタジーは、耳を澄まさないと聞こえないようなピアノピアニッシモに始まる。
    音に集中させられてから、いきなりドラムやディンパニが出てくる。
    そしてまた静寂と、静と動の巧みな変化に操られ、いつの間にかすっかり術中にはまってしまう。
    他の曲も打楽器だけでこれほどの魅力的な音楽が出来るのかと感心させられた。


    最初はLPを買ったのだが、2.の途中の静かなシーンで傷をつけてしまい、CDを探した。
    VOXという今は活動していないレーベルで、探し出すのに苦労したが、10年程前にやっと見つけて買った。

    その後も何度か再販されているようで、来月にも再発売がある。
    ジャケットデザインはLP時代ものが使われている。
    allstar2.jpg


    LPと聞き比べた印象では、LPのほうが音が柔らかく、CDはLPに比べると強ばった平板な音に聞こえる。
    それでも凡庸なメジャーレーベルのCDより遥に良い音だ。

    ハイレゾにすればLPを越える音になるのではないか。
    Blu-ray Audioのハイレゾ、サラウンドにもってこいの音源だと思うのだが、残念ながらどこも出していないようだ。




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